こんにちわ、カトレアです(*^^)v


先日の三連休を利用して、鳥取島根山修行&観光RUNに行ってきました! 今回は鳥取県の断崖絶壁にある「日本一危険な国宝」と言われる三徳山三佛寺投入堂での山修行編です(*^^*)


標高900メートルで、1時間半くらいでたどり着けるという事だったので軽い気持ちで向かいました。雨が降りそうだったので傘さしながらでもいけるのかな~なんてナメた事まで言ってたのですが思いのほか厳しい道のりにびっくり! 


しかも、履いていったトレイルシューズでは入山許可が下りずワラゾウリでの登山となりました! 今回は、そんな波乱の修行体験レポになります!



三徳山三佛寺 危険な国宝「投入堂」へ



三徳山三佛寺⇒http://www.mitokusan.jp/
住所:鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
アクセス:JR倉吉駅より路線バスで約40分
中国自動車道「院庄IC」より国道179号線、車で約50分
米子自動車道「湯原IC」より国道313号線→482→179、車で約50分


◇ 受付時間 8:00~15:00
◇ 入山料 大人 800円、小人(小中学生) 400円 ※H29、4月1日より料金が変更となりました。
◇ 入山手続きは、三徳山三佛寺本堂裏の登山事務所でお願いします。
◇ 2人以上で入山してください。
◇ 安全対策で、滑りにくい登山靴、運動靴、ワラぞうりでお願いします。




車を無料駐車場に止めて、まずは入口へ。ここで簡単な説明を受けます。山が神様だから杖を使うのは神様をつつくことになるからダメだとか一通りの話を聞いて400円の入山料を払います。本堂までしか行かない人はこれだけですが、投入堂まで行く場合は本堂横の登山事務所でさらに400円を払います。





三徳山という山名は「法身」「般若」「解脱」の三つに由来する仏教用語から来ているそうです。本堂に行くまでも結構な登りですが見所もたくさんあります。





投入堂へは2016年の鳥取県中部地震で参道が通れなくなり、登山できなくなっていたんだそうです。多くの方から寄付が集まったおかげで、う回路が整備され2017年の4月から再び登れるように♪ 復活してよかったですね(*^^*)





登山事務所について、さ~!登るぞと張り切っている私にまさかの入山不許可!?

シューズでNG!わらぞうりで登山!?




登山事務所では、服装や靴のチェックを受けます。この日はサンダルではなく サロモン スピードクロス 4 W を履いていったのですが、まさかのアウト!





踵に凹凸がないからダメなんだそうです。めっちゃ偉そうなお兄さんに上からダメ出しされて、入山したくば草鞋か藁草履を買う様に促されます。





仕方なく藁草履を購入して履き替えます。せっかく靴下も靴も履いてきたのに、まさかの裸足に藁草履(笑) 私はサンダルに慣れていたので問題ないですが、登山初心者さんがこんなの履かされたら衝撃でしょうね!





登山中に死者も出ているそうなので、色々厳重で慎重です。藁草履に履き替えたところで修行者の証であるタスキをかけて出発!





タスキに藁草履・・完全な修行僧です!

両手両足全力登山




前日は雨だったこともあり、ぬかるんでいる箇所も多いです。藁草履ってこんなに沁み込んでくるんだ・・ということを知りました(笑)草履も足の裏もぐちょぐちょです。





とっても大きなご神木。神聖な静寂が辺りを覆っています。





この辺りはまだ緩やかで川のせせらぎも聞こえ、癒しゾーンです。川には赤い橋がかかっていて、橋を渡るといよいよ登山スタートです。





癒されるのもつかの間、橋を渡ったとたん全力登山です。

登山には軍手必須




今日も、ちゃんと軍手を持ってきました(笑) 登山事務所でも軍手は買えますが、素手は辞めた方が良いです!軍手必須です!





木の根っこをよじ登ったり、クサリ場もあります。靴下は不要でも手袋は必要です(笑)





あまりの急斜面にびっくり!ナメててすいません”(-“”-)” 初心者さんには、かなりキツイと思います。この日は涼しかったのですが、汗だくになりました。





結構たくさん人がいて、ちびっこやお年寄りもいました・・・みんな大丈夫なのかな・・? 

中間地点の文殊堂




生い茂る木の根や岩をよじ登り投入堂まで向かう道の、ちょうど中間あたりにある文殊堂で一休み。





物凄い絶景ですが、すんごい怖いです(笑)高所恐怖症でなくとも足がすくむ高さ・・





落ちたら死ねます。下が丸見え! 土足厳禁の木の床を一周できます。





画像では怖さも美しさも伝わらないのが残念ですが。。よくこんなところに建てたなー!昔の人はすごすぎる!

地蔵堂も絶景!




文殊堂で一休みした後は、さらに登って地蔵堂です。こちらも土足厳禁! 履物は脱いでも草鞋越しに沁み込んだドロドロの足なので汚してしまいそうですが、ごめんなさい。





文殊堂はめっちゃ怖かったのですが、一度恐怖体験すると案外慣れてしまって地蔵堂は平気でした。雨だったらさらに大変なことになったと思われるので、曇りでしたが降ってなくてよかったです・・・





高いところが怖い人には、今回のコースはお勧めできないです(笑) まだまだどんどん登ります。次のスポットは煩悩を消し去ってくれる鐘です!





とりあえず一発。鐘の音って心落ち着きますよね!でも近すぎて脳天に響きます。





鐘を突いた後は・・暗闇の観音堂。次から次へとお堂が登場しますが、ここまで結構登っています。一体どうやってこんなところに・・・しかもこんなにたくさん・・・建造時期は定かではないそうですが、建てようと思うことがまず不思議です(笑)





観音堂の周りも一周できますが、暗闇すぎて何も見えません。洞窟の中に建っている感じですが、ちょっと不気味・・





観音堂を超えると、いよいよ投入堂です!

三徳山三仏寺の奥院・投入堂




山登りの情報は、時間や距離に惑わされてはいけません(笑) ようやく目的地の投入堂へ!投入堂はなげいれどうと読みます。





山の断崖の窪みに建造された平安時代の懸造り(かけづくり)木製堂です。

三仏寺の開祖とされる役小角が蔵王権現などを祀った仏堂を法力で山に投げ入れたという言い伝えから「投入堂」と呼ばれるby:wiki



物凄い法力ですね(笑) 国宝にも指定されています。ズームするとこんな感じ。





周りには柵がしてあって、投入堂には入ることができないようです。下から見るだけですが、見ごたえは充分です。


インスタヴァエしますが、ここまでの道のりはインスタグラマー向きではありませんので要注意(笑) しばし国宝を眺めて楽しみ・・恐怖の帰路へ・・よじ登ってきたということは、よじ降らねばならぬのです!

投入堂、行きは良い良い?帰りは怖い!




山道って登りより、降りの方が厄介なんですよね; かなりハードなロッククライミングをしてきたので、帰りが大変です。まさに、よじ降る感じです!





クサリ場は、特に怖いです。岩が濡れていて滑る箇所があるので、注意深く足場を見つけないといけません。登りは根性と気合でなんとかなりますが、降りは技術が問われます。





登山受付をした場所で、下山時刻を記入してタスキをお返しして終了です。足は草鞋を含め、べっちゃべちゃでドロドロですが、ちゃんと足洗い場があるので安心です(笑)





下山して道路にでると、投入堂を遠めから展望できるスポットもあります。足腰に自信がない方も遠望を楽しめます。





この岩に上ると。。。手の平サイズの投入堂が拝めます。





思ったよりも数百倍ハードな修験道でしたが、初のワラゾウリ登山ができて楽しかったです。曇りだったので、気温的にはちょうど良かったですが晴れていたら、もっと絶景だったと思われます! 

まとめ




投入堂に行かれる方は、しっかりと凹凸のある登山靴と軍手が必須です。藁草履も悪くないですが、乾きが悪くて結局旅行中は洗ってお宿に干してましたが乾かず終い”(-“”-)” 家に帰ってきてから、ベランダにまだ干してあります(笑)





ちなみに草鞋は1000円、藁草履は700円でした。絶妙な値付けですね!ワラーチよりは歩きやすくはき心地はよいのですが、ぬかるみを歩くとべっちゃべちゃになって足裏まで濡れます。サイズもでかいのでビニール紐でしっかり結ばないと脱げてしまうのですが、しっかり結ぶと文殊堂や地蔵堂は脱いで上がらないといけないのでいちいち解くのがメンドクサイです(笑) 一長一短ですね。





本堂を過ぎるとトイレや自販機はないので、水分は持って行った方がいいです。三徳山は修験道の開祖と言われるだけあって、まさに命がけ!落ちたら命はなさそうです・・・実際に死者も出しているようなので、安全第一でお参りしましょう(^^)/


道のりが険しい分、達成感も絶大です!そして国宝になるだけあって、見ごたえある建造物には畏敬の念を抱かずにはいられません! 煩悩は2個くらいしか減りませんでしたが、素敵な修行体験でした!


長くなりましたが、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(´艸`*)