日本100名城 No.99 | 中城城(なかぐすくじょう) |
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住所 | 沖縄県中頭郡中城村字泊1258 |
スタンプ設置場所 | 管理事務所の窓口 |
開城時間 |
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休城日 | 年中無休 |
入城料 | 大人:400円 |
公式サイト | https://www.nakagusuku-jo.jp/ |
ども♪ 歩食系女子カトレアでございます♪今年もいよいよ終わろうとしている、年の瀬感万歳の今日この頃!相変わらず光の速さで過ぎ去っていこうとしている2024年ですが、最後に思い残す事のない様に南国バカンスしてまいりました( ・∇・)
もはやRUNチャンネルというより城チャンネルになりつつありますが、そうです今回の目的は沖縄のお城巡り〜ドンドンドン♪パフパフ♪♪
沖縄本土にある日本100名城&続・日本100名城は全てが2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されています!
当時は琉球王国として独自の文化を築いていた沖縄!お城の造りも今まで見たものとは一味違う独特な史跡でした!今回はそんな訳で琉球城シリーズを順番にお届けしていきます!まず第一弾は、その中でも日本100名城に選出されている中城城(なかぐすくじょう)攻城編です!
中城城跡駐車場からスタート♪
周辺にはいくつか無料駐車場があります。今回は一番近い駐車場にレンタカーをとめて、中城城址へ繰り出します!!
中城城址への入城は400円の観覧料が必要なので、まずは券売所に向かいます。もう年末だというのに、沖縄は暑くて23度くらいあります。風が強いので、日陰になると肌寒いのですが風が止んで太陽光線を浴びると夏でしかないです( ・∇・)そういえば初のウルトラ100km完走も、12月の暑い日だったな〜(遠い目)
券売所に近づくと、さまざまな看板がありました。NHKのお城番組にも出てたんですね!テレビっ子じゃないので、全く知らなかったです。
そして毎度お馴染み顔出し看板。世界遺産の記念碑なんかもあります。沖縄のお城や遺跡など、丸ッと丸ごと世界遺産になっているんです。
入城前に、日本100名城スタンプGET♪
お城へ行く為には、ここで400円(大人)をお支払いして入城券を書います。そして、その横にスタンプ発見!と思いきや、こちらは入城記念スタンプ。これももちろんスタンプしたのですが、本命の100名城スタンプは窓口の人に言うと中から出してきてくれます。
沖縄のお城初のスタンプ!!!首里城は何度も行ってるのですが、スタンプはまだなので中城城がファーストスタンプになります^^いえーい♪
まだ攻城してないですが、スタンプの瞬間はいつもテンションぶち上がります(^ν^)それではさっそく選手入城といきましょう!!
初のカート送迎!坂道も楽々のVIP待遇!
暑いけど、頑張って歩いて回るぜ!と思っていたんですが、まさかの無料カート!中城城跡は施設の奥が「正門」になるので、そこまで電動カートで送ってくれるんです!
おかげさまでキツイ登り坂も楽々だし、正門から経路順に観覧できるようになっています!ありがとう!カートで行ける限界まで送ってもらって、いよいよ中城城の城郭へ!!
世界遺産 中城城址
ここからは歩いて回る事になります。ゆるやかな階段を登って小高い丘の上へ向かって歩きます。
中城城は、中城湾に面した高台にある6つの郭から成る連郭式の山城です。1440年護佐丸(ごさまる)が座喜味城主(ざきみじょうしゅ)から中城城に移り住んで、周辺の城壁を増築したといわれています。
公式サイトによると、中城城は、城壁がよく残されていて、一部に野面積みもありますが城壁の大部分が琉球石灰岩の切石積みで作られているそうです。石が違うので雰囲気も全然近いますね!そして石垣には角がなく、丸くカーブしているのも琉球のお城のポイントなのだそうです。
正面が工事中なのが残念ですが、立派に復元されると思えば出来上がりを見に来るのも楽しみです。さあいよいよ正門です!
中城城址 正門
史跡 中城城跡と刻まれた石碑が建っています。その奥の石垣と石垣の間の道が正門からの入城口。大手門とかじゃなくて正門なんですね。選手入城と参りましょう!
1458年、密かに天下を夢見ていた阿麻和利(あまわり)は、まず目の前に立ちはだかる中城の護佐丸を取り除くため、尚泰久王に「護佐丸が謀反を企てている」と偽りの情報を報告。驚いた尚泰久王は阿麻和利に護佐丸の討伐の命を下す。阿麻和利率いる官軍は深夜に中城を不意打ちし、護佐丸はその忠義ゆえに官軍には逆らえないと自刀してしまったのだそうです。
中城城は14世紀後半に、豪族の先中城按司が沖縄本島中部の中城湾を望む標高160mの石灰岩丘陵上に築城して琉球を統一した尚巴志王の代から仕える護佐丸が15世紀前半、城を北東から西南にかけて六つの郭が連なる六連郭の構造へと拡大改修しました。しかし1458年護佐丸は勝連城城主阿麻和利の陰謀によって尚氏から謀反を疑われ滅ぼされてしまうのです!その後、しばらく尚氏の王位継承者の領地となり城を使用していたと伝えられています。
二の丸とか本丸とかの丸ではなく、一の郭とか二の郭とかいう呼び方をするみたい。改修中なのは一の郭の城壁です。
奥に進んでいくと、もはや城域全体が天守閣と言っても良いほどの絶景が広がります。美しいブルーの海!水平線も地平線も丸見え!暑いけど快晴の良き天気も相まってテンションはどこまでもうなぎ登り!
あちこちに御嶽(沖縄で神を祀る聖所のこと)もあって、雨乞いの御嶽なんていうのもありました。この時代はまだ独立した文化を持っていたので和の感じが全然ないですね。今でも日本離れした所がたくさんある沖縄ですが、別の国に来ている感じ(^ ^)
そして沖縄もやはり外国人観光客がとても多いです!!日本人の方が少ないんじゃないかというくらい、城内でも多国籍な言葉が飛び交っています。
中城城址 一の郭(いちのかく)
再び門をくぐって、一の郭へ。中城城で最も広い一の郭には、当時正殿がありました。
めちゃめちゃ広いです!展望台もあって、登ると太平洋が一望できます!
こちらが展望台からの景色!!ちょっと逆行になっていますが、澄んだブルーの海がとても綺麗です!!
そしてなんと言っても広い!写真ではうまく伝わらないのが残念ですが、気分は完全に海外旅行♪
正殿の跡地は、跡地でしかないんですが雄大さは伝わります。ここの正殿が中城城の中心として諸儀式が執り行われていたと思われます。儀式もきっと独特だったんでしょうね!
中城城址 二の郭
続いては二の郭へ向かってみます。日陰が一切ないので暑いのですが、風が強くて帽子が飛びそうになります!当時は台風対策はどのようにしていたんでしょう?
一の郭ほどではないですが、二の郭も広いです! 二の郭(にのかく)は、いわゆる日本の城では二の丸や中の丸と呼ばれる場所で主郭への出入口の郭で、ここが陥落すると落城に繋がるという重要な場所です!
城壁に登れる箇所もあったので、登ってみます。上から見渡すと、二の郭もそうですがその下に見える景色も壮観!!
下を覗いてみると、こんな感じです。外部からの攻めにくさ、伝わるでしょうか?
そして二の郭を上から引きでみた様子です。海も空も中城城の味方として守ってくれているかのようです!
今までたくさんのお城を見てきましたが、やはり琉球王国のお城は別物ですね!どこか異国の地に迷い込んだかのような気持ち。
中城城址を後にするのが名残惜しいような、そんな素敵な場所でした。
振り返ってパチリ!なんか古代遺跡みたい。ピラミッドとかそっち系のやつね。
何度も沖縄には来ていますが、遺跡を見るのは初めてで新鮮でした。首里城も今まで何度も行ってたのですが、スタンプを集め出した途端に焼失(笑)行きたい場所へはどんどん行かないとダメですね!思い立ったが吉日、いつまでもあると思うな親と城的な( ・∇・)
初っ端から感動に包まれてしまいましたが、沖縄のお城編はまだまだ続きます!今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!年内に全部書けるかわからないけど、次もよろしゅう!