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【小諸城 No.28】日本唯一の穴城‼︎「懐古園」で歴史と自然を満喫

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日本100名城 No.28 小諸城(こもろじょう)
住所 長野県小諸市丁
スタンプ設置場所 小諸城址懐古園
開園時間 9:00~17:00
休園日 11月30日まで無休、12月~3月中旬は毎週水曜日休園、年末年始(12月29日~1月3日)
入園料 散策券 大人200円
公式サイト https://ueda-kanko.or.jp/spot/uedajoseki_park/

こんにちは!カトレアです♪前回の龍岡城から移動し、日本100名城の小諸城にやってきました!

長野県小諸市にある小諸城は、日本100名城の一つで、日本唯一の穴城(あなじろ)と言われ、城下町よりも低い位置に築かれている珍しいお城です。なんと!市街地から城内を見渡すことができます。普通はお城から市街地を見渡しますよね?

この独特の地形は、浅間山の火山活動によってできた深い谷を利用したもので、まさに天然の要塞!浅間山の田切地形の深い谷を空堀として利用し、西側の千曲川の断崖も天然の防御として利用されていました。

現在、城跡は「懐古園(かいこえん)」として整備されており、国の重要文化財に指定されている大手門や三の門が当時の面影を伝えています。そんな今回は長野のお城攻城三部作の2作目小諸城編です♪




懐古園第一駐車場からスタート♪



24時間年中無休で車を止められるとても広い駐車場!ただし駐車料金が500円かかります。日陰+懐古園に近い場所を探し出して駐車。



暑くて干上がりそうですが、頑張って行ってきます♪この時期の攻城は帽子+日傘がマストアイテムです!



懐古園内には城址だけでなく、動物園や遊園地もある巨大な敷地になっています。



園内入口付近にはさっそく三の門がお出迎え!本丸から数えて3番目の門なので三の門と呼ばれています。二層、寄棟造、瓦葺の門で、両柚での塀には矢狭間・鉄砲狭間が付けられているんだとか!もちろん国指定重要文化財になっています。

徴古館(ちょうこかん)で日本100名城スタンプGET♪



三の門のそばには微古館という歴史宝物館があるのですが、日本100名城スタンプはここにあります。館内は小諸城に関わる武器、甲冑、古文書、書画などが展示されていますが、スタンプは入口においてあるので入館料を払わなくても押すことができました!



懐古園の共通券を購入すると、徴古館や動物園なども入場できるようです。でも暑いしいらんなー、お城だけでええわ!という私みたいな方は散策券だけ買えばOKです!スタンプも手に入れたことだし、ここからは散策券を買って有料エリアを散策します。



有人販売所も自販機も両方あります。散策券200円を買って、いざ出陣♪

小諸城址 懐古園へ入園♪



入園する前から三の門や二の丸跡があって、二の丸跡の石垣に沿って進んでいきます。



あちこちにナチュラルに史跡があるので、注意深く歩かないと華麗にスルーしてしまいそうになりますw



まずは一番近い史跡、二の丸跡に行ってみます。暑いけど、結構人がいます。ここも多国籍な言語が飛び交っていましたね。



小諸城の二の丸は「関ケ原の合戦」に向かう徳川秀忠が逗留した場所です。3万8千の軍勢を率いて中山道を進んだ徳川秀忠を小諸城主・仙石秀久がここに本陣を構えて迎え、真田昌幸に上田城開城を迫りました。



結果、秀忠は返事をはぐらかされたことに怒って上田城を攻めますが、わずか3千5百の兵力に翻弄されてそのために関ケ原に遅参してしまったのです;この後上田城にも行ったのですが、ご近所だと色々な繋がりがあってそういうのも面白いですよね。



中仕切門跡をとおって南の丸跡を過ぎて・・と色々見所が多いのですが、全部載せると長くなるので端折っちゃいましょう( ・∇・)



黒門橋を渡って、小諸城の本丸跡にある懐古神社へ。




小諸城本丸跡 懐古神社



懐古神社は、小諸城跡を懐古園として整備した際に創建されました。江戸後期から明治維新にかけて同藩を治めた牧野氏の歴代藩主の霊を祀るため、城内の鎮守神として祀られていた天満宮・火魂社と合祀して現在地に建立されたんだそうです。



合格祈願や学業成就のご利益があるとされ、園内では一番人が多かったです。



そして驚くべき事に、日陰にはまだ紫陽花が咲いていました!!やっぱり長野県は涼しいのですね!



逆光全開の社殿。現在の社殿は1987年11月に改築されたんだそうです。



そして社殿前にある大きな鏡石



小諸城の縄張りをしたという伝説がある山本勘助が愛用したと書かれています。ほんまかいな?



そして逆光すぎて全く字が読めないのですが、本丸跡と刻まれた石碑。天守台もあるので、登ってみることにします。



三層の天守閣があったそうなのですが、寛永3年の落雷で焼失してしまい、その後は再建されなかったそうです。



穴城というだけあって、見晴らしはそんなによくありません(笑)そして日陰がなくて暑い!!すぐに穴の中に戻りました。



天守閣近くに突如現る風林火山の看板。そうです、小諸城原型を築いたのは武田信玄公なんです。信玄公は重臣の山本勘助や馬場信房に命じて、既存の城を統合・整備させました。



信玄公の滅亡後、小諸城は織田・徳川と支配者が変わります。その後、豊臣秀吉の家臣である仙石秀久が城主となり、城の大改修を行って近世城郭へと発展させました。現在の小諸城址懐古園に残る石垣や門の多くは、この仙石秀久の時代に整備されたものなのです。

水の手不明御門(みずのて あかずのごもん)



読み方が難しいこちらの御門跡は、緊急時に城主が脱出するための裏門です。



不明(あかず)御門」と呼ばれるのは、「開かずの御門」という意味で、通常は開けられることがなかったことに由来します。



小諸城の「穴城」という特徴を活かし、千曲川が深く削った断崖に面した場所に設けられていました。現在は門そのものは残っていませんが、その跡地には石垣が残り、上には水の手展望台が設置されています。



ここまで全く触れていませんが。小諸は島崎藤村のゆかりの地でもあります。園内には、藤村の小諸時代を中心にした作品や資料の展示されている藤村記念館や詩碑もあります。もちろん今回は華麗にスルーしましたが、一応書くだけ書いておこう( ・∇・)



武器庫と何の脈略もない話を打ち込みましたが、見る所が一杯で忙しいです(笑)



動物園や記念館、美術館などもあるので1日中いられるスポットに違いないのですが、何しろ暑い・・そして一気に3城みて回ろうとする巻きのスケジュール・・



遠いしなかなか気軽にこれないから、ついつい欲張っちゃいますね。そんな訳で、小諸城の主要部を回ってきました。



この後は上田城編に続きます。真夏のお城は、暑過ぎておすすめできませんが( ・∇・)見所がたくさんありすぎる懐古園!ぜひ一度訪れてみてください!今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました٩(ˊᗜˋ*)و✧