日本100名城 PR

【一乗谷城 No.37】信長に焼き尽くされた悲劇の城!城下町まで丸ごと遺構!

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日本100名城 No.69 一乗谷城(いちじょうたにじょう)
住所 福井県福井市城戸ノ内町ほか
スタンプ設置場所 福原町並み入口(南・北)
開館時間 9時~17時(入場は16時30分まで)
休館日 年末年始
入館料 大人210円(スタンプは無料で押せます)
公式サイト http://www3.fctv.ne.jp/~asakura/

ども♪ 走食系女子カトレアでございます♪今年初のレース【ふくい桜マラソン TRIAL RUN 2023】に出走してきました♪当日は生憎の雨でしたが、前泊したので前日にしっかり攻城もしてきました♪

今回は、戦国時代に103年間にわたって越前の国を支配した戦国大名・朝倉氏の遺跡を探訪!一乗谷城(山城)と山麓の城下町(朝倉氏および家臣の居館)からなる【一乗谷朝倉氏遺跡(いちじょうだにあさくらしいせき)】。城跡のある山にも登って【一乗谷城】を攻城!

ハードな山道を登って標高473mの山頂までいっちゃいました!という訳で今回は、戦国時代に越前国を支配した戦国大名朝倉氏の遺跡と一乗谷城の攻城レポです♪




一乗谷山城遺跡 駐車場からスタート♪



一乗谷城跡への登り口は3つのルートがあります。今回は、一乗谷山の中腹まで車で上がることのできる最短コースの「三万谷ルート」から登る事にしました。



林道美山線入口田尻起点から、林道をくねくね約3、2kmと登ると無料駐車場があります。



トイレなどはありませんが、整備された駐車場です。駐車場の少し上にはベンチや机の置いてある休憩所が、そして駐車場の正面が登山口になっています。



時刻は13時42分、さっそく登っていきます!!!遊歩道として整備されていて途中で他のルートとも合流しますが、駐車場からの道は他のルートより急勾配らしいです。

いざ!一乗谷城址へ!



登山口からいきなりの階段を登り切ると、山城まで0.7kmと書かれた標識がありました!たったの0.7kmとあなどるなかれ!これは多分城域の先っちょまでの距離だと思われ、ゴール地点までが0.7kmという訳ではありませんでした(笑)



標識もあるし道もわかりやすいですが、滑りやすい箇所やぬかるんだ箇所が多数。そして傾斜が結構きついです!



下城戸登山口とここで合流。本格的な山道なので、しっかり登山している感じ。くまが出没しやすいらしく、鈴をならしながら歩いてるハイカーさんもいました。



さらに20分程歩くと、再び標識が登場!山頂の見どころと書かれた説明書きもあります。正面右手に見える堀切は、曲輪への侵入を防ぐ尾根を切り通した堀だと書かれています。



正面右手を撮ってみるとこんな感じ。なるほど、ふむふむと思いながら進んでいましたが、実は標識の場所が千畳敷への分岐点だったのですがスルーしてしまいました( ・∇・)同じ道を戻るから帰りでいいやといいつつ、山歩きに疲れて帰りもスルー(笑)



さらに登り続けると【一の丸跡】に到着。山頂がお城だとすると、山頂から順に一・二・三と曲輪が続く気がしますが、下から順に一・二・三となる不思議なパターン。



いちなみに一の丸は正面に盛り上がった小山に見える場所があって、そこになるそうです←。曲輪っぽさ皆無のただの山感・・・



さらに山の奥深くへ進みますが、城跡だと知らずに登ったら跡は全くわかりません(笑)説明書きを読むと、かろうじて堀切とかがわかる感じ。



はい、どんどん行きますよー!二の丸跡です。楕円形の曲輪が広がっていて、伏兵穴と呼ばれる大きな穴というか窪みがありました!



写真の腕がなさすぎて、ただの草原みたいですが・・これが伏兵穴と思われる窪みです。



二の丸跡の全体像はこんな感じで、やっぱりただの草原(笑)石垣とかわかりやすい跡がないので、ただの登山みたいになっちゃってます;



そして最後に三の丸跡、突然ここで山城はここまでと終わりを告げられます。城攻めメインだとここで引き返せば良いのですが、せっかくなので山頂まで行ってみる事にします。ここからすぐなので、ぜひ行かれるかたはピークハントもしましょ♪



がっつり登山してますが、ちょっとお勉強もしておきましょう。一乗谷城はご覧の通り一乗城山を利用した山城で、朝倉氏の居城でした。



1573年に織田信長が一乗谷を侵略した時には、朝倉義景は越前大野に逃れていたので一乗谷城は一度も戦闘に使用されることなく廃城となったそうです。そして、織田信長によって一乗谷城は焼かれてしまうのです・・




一乗城山(標高:473m)



三の丸跡から5分程登り続けると一乗城山の山頂に到着♪ 特に展望がある訳でもないので、山頂標識がなかったら山頂だとわからないくらい;



標高は473mですが、とくに景色が良い訳でもなく城跡感も薄かったです;ちなみに千畳敷にいくと少し眺めが良いみたい。



三角点もなく、本当になにもないので来た道を戻ります。下界の城下町は観光スポットとして賑わっているのに、山城跡はひっそり;2組見かけましたが、城マニアかハイカーさんしか来ないのかな?



サクサクっと下山して、駐車場に戻ったのは14時52分でした。1時間10分で往復。この後は下界に戻って城下町を散策したいと思います。

一乗谷駅(いちじょうだにえき)



福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館に車を止めて、徒歩2~3分の場所にある一乗谷駅へ♪



あわよくば電車が見られたらいいなと思ったのですが、2時間に1本しか電車が来ないので見る事は叶いませんせした。JR越美北線の単線1両で、無人駅です。イコカとか使えるんかな?



この後は、また少し車で移動してお城スタンプをもらいにいきます(*˘︶˘*).。.:*♡

一乗谷朝倉氏遺跡復原町並 北入場口で日本100名城スタンプGET♪



北と南に入場口がありますが、スタンプはどちらにも置いてあります。入場口は行列になっていましたが、中に入らなくてもスタンプは押す事ができました。



無事にスタンプGET♪復原町並には、以前入場した事があったので、今回は入りません。前にきた時は石川県に行く前に寄り道したのですが、冬だったのでめっちゃ雪深かったです。


カトレア
カトレア
一乗谷朝倉氏遺跡というのは、城跡だけではなく城下町も含んだ遺構です。
はてにゃん
はてにゃん
武家屋敷・寺院・町屋・職人屋敷や道路に至るまで町並がほぼ完全な姿で発掘され、国の重要文化財・特別史跡・特別名勝に指定されているよ!



復興町並みはの向かい側(北側)には、一乗谷川が流れていますが御屋形橋(おやかたばし)を渡って対岸にいく事ができます。



橋を渡ると塀に囲まれた屋敷跡が見えます。屋敷跡の入り口には絵になる門が!ここは撮影スポットとしても人気なので、人が入らないように撮るのが至難の業;




朝倉義景館跡 唐門



この「唐門」は朝倉氏時代のものではなく、織田信長に滅ぼされ最後の朝倉家当主となった朝倉義景を弔うために築された松雲院の山門で、豊臣秀吉が朝倉義景の善提を弔うために寄進したものと伝えられています。



当時は、信長の怒濤の侵攻によって一戦も交えることなく一乗谷は三日三晩燃えつづけて、建物という建物は灰燼に帰したそうです;朝倉氏滅亡後は、家臣だった前波氏が山上に再築城し入城しますが,元朝倉家臣だった同格の輩(富田等)などと不和となり、攻め殺されてしまうのです。



それ以後は一乗谷は歴史に登場することはありませんでしたが、昭和41年度の発掘調査でその姿を表します!!



とても大規模な遺構で、全部見て回るには1日で足りない程!あちこちで桜が咲いていて、より一層遺構を引き立てます!館跡へは行かずに、次の場所へ



少しまた車で移動して、城下町の防衛のために作られた城門を見にいきます!

下城戸(しもきど)



朝倉氏は一乗谷に館を構え谷の最も狭くなっている自然の地形二ヶ所を利用して、南北2箇所に土塁を築き「城戸(きど)」と呼ばれる城門を置きました。


カトレア
カトレア
南側の城戸を「上城戸(かみきど)」、北側の城戸を「下城戸(しもきど)」と呼びますが、これは京に近いほうを「上」とするためです。
はてにゃん
はてにゃん
また上城戸と下城戸に守られた城戸間は「城戸ノ内」と呼ばれ、一乗谷の中心地として栄えていたエリアなんだよ!



今回は京に遠い方の下城戸へ!下城戸の土塁は、基底部で幅12~19m、上面で幅6~9m、高さは約4mの規模なのだそうです!長さは当時50mもありましたが、現在は道路により一部が削り取られているので約38mに。



城戸の外側にあたる土塁北側には、幅約10mを測る堀がつくられています。土塁の西側には巨石を組み合わせた通路があり、ここが城下町への出入り口となっていました!



またこの城戸は外側から町の中が見通せないように矩折り(L字形)につくられているのが最大の特徴なんだとか!



それにしてもすごい巨石! ここから約1.7㎞上流には上城戸も残っています。いちいち距離もあるし、山の上にもあるし、資料館もあるしでスケールがでかい遺構なので丸っと1日かけて回るのがお勧め!

見どころたくさんですが、そろそろ時間も迫ってきたので今回はこれにて攻城終了!こんな大規模な街並みが丸っと焼き尽くされたなんて・・戦国の世に生まれなくてよかったですね!翌日は平和にレース参戦です!

カトレア
カトレア
長くなってしまいましたが、今回も最後までご覧頂きありがとうございました!
はてにゃん
はてにゃん
来月もレースがあるので、カミングスーン♪