| 日本100名城 No.67 | 津山城(つやまじょう) |
|---|---|
| 住所 | 〒708-0022 岡山県津山市山下135 |
| スタンプ設置場所 | 津山城備中櫓受付 |
| 開城時間(備中櫓) | 9:00~16:30・9:00~18:30(津山さくらまつり期間中) | 休城日 | 12/29~12/31 |
| 入城料 | 大人310円、中小学生無料 |
| 公式サイト | https://www.tsuyamakan.jp/rcCEUdxa/9Rqhbi-p |
こんにちは!カトレアです♪2年ぶりのハーフマラソンに出走した翌日は、岡山県津山市にある津山城(つやまじょう)にやってきました!
津山城は、戦国武将・森忠政(もりただまさ)が築いた城です。忠政公は、織田信長の側近として仕えたことで知られる森蘭丸(らんまる)の弟にあたります。
蘭丸公は、本能寺の変で信長公と最後まで運命を共にしましたが、その後は忠政公が森家を継ぎ、美作の地で一国の主となって築いたのがこの津山城です。
津山城は、鶴山(かくざん・つるやま)と呼ばれる小高い丘の上に築かれた平山城で、かつては五重六階の立派な天守がそびえ、西日本有数の規模を誇る大城郭だったそうです!
今回は、そんな歴史ロマン溢れる津山城に老体に鞭打って攻城いたしました!ちょうど津山だんじり祭りの真っ最中で、城下町を練り歩くだんじりの威勢のいい掛け声が聞こえるという嬉しいおまけつき^^
久々のRUN遠征の最終回は、津山城攻城編です٩(ˊᗜˋ*)و✧
鶴山公園駐車場からスタート♪
| 住所 | 〒708-0022 岡山県津山市山下58−3 |
|---|---|
| 営業時間 | 4月~9月 8:30~19:30、10月~3月 8:30~17:30 |
| 台数 | 約25台(身障者専用は2台) |
津山城に一番近そうな無料駐車場に車を停めてスタート!桜祭りの時期は有料になるそうですが、基本的には無料で利用できます。お昼過ぎに到着しましたが、結構沢山の車が止まっていて、あと数台で満車という状況でした。

この先はもちろん徒歩ですが、こんな時に限って西日本屈指の大城郭( ・∇・)広大な敷地内をしっかり歩いて足に溜まった乳酸を排出したいと思います。

明治時代の廃城令により建物は解体されてしまいましたが、現在も当時の壮大な石垣が城下を見下ろすように残っています。

こちらが森忠政公の銅像。森蘭丸といえば、織田信長の寵愛を受けた美少年のイメージですが、弟の忠政公は銅像を見る限り・・(以下自粛)その後も、鶴山全部を使ったと言われる渦巻き型の石垣づくりで三の丸から本丸まで段々に重なった石垣がきれいに続いていきます。
史跡 津山城跡

石段を登って表門で入城料をお支払いして、選手入城!残念ですが、ここには100名城スタンプは置いてないので、スタンパーの皆様は潔く入城いたしましょう!

津山城の往時は、外郭を含め広島城の76棟、姫路城61棟を凌ぐ77棟の櫓が建ち並んでいたそうです!そしてその美しさから姫路城、伊予松山城とともに日本三大平山城にも数えられています。

聳える高石垣が圧巻!桜の名所でもあるので、春にはとんでもなく美しい桜が咲き誇るようです。今はまだ紅葉もしていない中途半端な秋なので、枯れ木が寂しげ。

どんどんと進んでいきますが、本丸はかなりの広さがあります。ちょいちょい階段を登らせるので、その都度足が悲鳴を上げます(笑)

修学旅行とか、団体のバスツアーで来た方々の撮影用スポット(笑)さすが100名城ですね、これ久々に見たわ。

どんどんと登って高みを目指します。かつては五重六階の天守がそびえていたそうですが、現在はかつて本丸北側に建てられていた備中櫓(びっちゅうやぐら)が復元されています。

見上げると備中櫓が姿を現しました!!戦時には防衛や指揮の拠点として、平時には家臣の詰所や倉庫として使われていたと考えられています。

現在の建物は2005年に史料をもとに復元されたもので、失われた天守に代わって津山城の象徴的な存在となっています。内部では当時の建築技術や森家の歴史を紹介する展示もあり、もちろん100名城スタンプも置かれているので必見ですね!

一角に工事中のフェンスが張り巡らされていましたが、昨年7月の大雨の影響で石垣が崩落してしまったそうです;崩落した石の数は650〜700個に及ぶそうです!無事に復元するといいですね。

さて、いよいよ備中櫓です!ここまでで20分ほどかかりました!暑さがやわらいで、散策にはちょうど良く助かりました!
復元 備中櫓

ここからは靴を脱いでお邪魔します。入口には100名城スタンプの押し場所を案内する看板♪心が高鳴ります♪

さっそくスタンプを押しましょう♪近くにはお土産物が売られた売店があります。100メイチュウというハイチュウが売っていて気になる(笑)

今回の旅では、岩国城と合わせて2つも100名城スタンプをGETできました♪もちろん内部を見学する事もできるので、さっそく見ていきます。

備中櫓の名前の由来は、森忠政が娘を鳥取藩主の池田備中守長幸に嫁がせ、娘婿が津山城を訪れるのを機に建てられたそうです。備中守という官職名から名付けられたと書かれています。

御上段と書かれたお座敷。備中櫓は、全室畳敷きの居室で、一階には床と違い棚を持つ御座の間や茶室、二階には二間四方の御上段が備わり、壁やふすまには唐紙が使用されるなど瀟洒な設えとなっていたそうです。

二階からは、津山の街並みが見渡せます。賑やかなお祭りの囃子が聞こえてきて、だんじりが練り歩いてる様子を見る事ができました^^

備中櫓を一通り見た後は、外に出て天守跡を見てみましょう♪

こちらの門は五番門と呼ばれ、備中櫓の北側から天守曲輪の南側からの入口になっています。この先の石垣にハート石があったそうですが、見つけられませんでした;

備中櫓の防御も完璧です。攻めにくい造りで、小窓からは攻撃を仕掛けられるようになっていますね。
津山城 天守跡

こちらの立派な石垣が天守跡。津山城の天守は、地上5階建てで最上階以外に破風(はふ)を持たない質実な造りだったそうです。高さは石垣を除いて約22mで、一般的な五層の天守としては最大規模!!

階段で天守石垣に登る事もできます!天守台の平面が正確な四角形で、上階が規則的に小さくなっていく「層塔型」(そうとうがた)と呼ばれるものだと説明書きがありました。

雲行きが怪しい上に、逆光で暗い・・人が多い上に、キャメラマンの腕前に難有りで失礼いたします( ・∇・)

工事中の石垣の様子。とにかく広くて、石垣が立派!というのが津山城全体の感想です。こんなBIGな城が津山にあったなんて・・お城巡りを初めてから、知らない場所や歴史が沢山ある事を改めて痛感します。

令和の日本とは生活様式も考え方も全てが変わってしまっていますが、日本人に眠る侍魂や武士道の精神は大切にしたいですね!マラソンにも通じるものがあると(勝手に)思ってます。

最後に振り返って、備中櫓をパチリ。この後城域を出て麓の津山観光センターに行ったら、ちょうどだんじりが沢山止まっていました!

津山のだんじりは400年もの歴史を持つそうです!お城巡りとだんじり祭り、今日はノスタルジックで歴史ロマン溢れる1日となりました^^前日のレースレポもUPしていますので、よろしければそちらもご一読下さい。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました!11月もハーフマラソンに出走します♪次回もお楽しみに?

