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湖北と湖南の国境を守る要衝‼湖北最大級の山城【鎌刃城 No.156】

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続・日本100名城 No.156 鎌刃城(かまはじょう/かまのはじょう)
住所 滋賀県米原市番場
スタンプ設置場所 Cafe&Gallery「源右衛門」軒先
公式サイト https://www.biwako-visitors.jp/sengoku/walk/course/11/

おはようございます♪ 走食系女子カトレアです♪『指先で未来を変える』をコンセプトに、RUN情報を中心に不定期配信しています(*^^)v

やっと涼しくなってきた♪と思ったらすでに寒さを感じ始める今日このごろ;今年も秋は3日くらいで終わってしまうのでしょうか? 走るには程よい気温の中、城攻めマラニックしてきました^^

今回は、湖北と湖南の国境線に位置する境目の城で、湖北最大級の山城【鎌刃城(かまはじょう)】です!!!!

標高384mの山の上に築かれた戦国時代の典型的な山城を攻めて、下山後は長浜に移動して名物のB級グルメを狙い撃ち!更には江戸時代の手掘りのトンネル【西野水道】を探索!! 

山は歩くし、車移動もしているので実はそんなに走れてないのですが(・∀・)それも又よしな、歴史浪漫あふれる湖北の遺構巡りマラニックです♪




まずはCafe&Gallery「源右衛門」でスタンピング♪

住所 滋賀県米原市番場1844
交通アクセス 米原駅より徒歩33分

鎌刃城の駐車場に向かう前に、少し寄り道。まず最初にCafe&Gallery「源右衛門」の軒下に置かれている続・日本100名城のスタンプを押します^^



お店は開いていなくても、スタンプは24時間いつでも押せるようになっています。中を開けるとご城印やパンフレットが入ってますが、スタンプは中ではなく右横にあります。



まだ攻城前ですが、鎌刃城スタンプGET〜♪この後は、鎌刃城の西側にある駐車場に車を止めに行きます。



Cafe&Gallery「源右衛門」さんへは、車を止めてから徒歩でいけるくらい近いのですが・・この後はガッツリ山歩きする事になるので、スタンプ帳を持ったままウロウロしたくなかったので先に押してスタンプ帳は車に置いていくのが良きでしょう。

鎌刃城跡駐車場からスタート♪



お城の西側に専用の無料駐車場があります。6〜7台駐車できるスペースになっていますが、トイレなどはないので要注意!



駐車場から鎌刃城登城口はすぐなのですが、その前に少し周辺を走って中山道の跡地を探索しつつウォーミングアップ↑↑



現在は滋賀県米原市番場となっているこの辺りは、中山道の62番目の宿場町番場宿(ばんばしゅく)です。


カトレア
カトレア
番場宿は、中山道の宿場町の中では最も短かったと言われています。
はてにゃん
はてにゃん
でもね!米原湊が開かれて、琵琶湖を利用した舟運の物資が番場宿を経由して中山道に運ばれる物流の拠点として重要視されるようになったんだよ!



現在はあまり当時の面影は感じられませんが、石碑があちこちに建っていました。今回は立ち寄っていませんが、聖徳太子が建立したといわれる蓮華寺もあります。



結構寒かったので、15分程ゆっくり走って身体を温めた後はいよいよ鎌刃城へ向かいます\(^o^)/

彦根44ガードから鎌刃城へ登城♪



一旦スタート地点までまで戻ってきて、駐車場に向かい側にある鉄塔横の農道を名神高速ガード下へと進んで行きます♪突き当りまでまっすぐ進むと、右手に彦根44ゲートがあります。



このゲートが、下界と天上界を隔てる聖門なのです(・∀・)!ゲートは閉ざされていますが、獣でも獣人でもなければチェーンを外して中に入る事が許されています!



薄暗いトンネルの中をくぐり抜けると、その先には別世界が!



いきなりの山感!!この先は、キレイに整備されたあるきやすい登山道になっています。結構距離も傾斜もあってガッツリ登山なので、万全な装備で行くことをおすすめします。そして事前情報により夏場はヒルが多発するとの事だったので、秋ですが念の為ヒル対策もしっかりして行きました!



ここから大体2kmで主郭となっていますが、30分くらいかかりました。ずっと登りっぱなしで結構きつかったです。



清々しい朝の竹林が気持ちいいです^^ちなみに時刻は8時くらいです。



熊もよく出没するとの事で、熊よけベルが2箇所くらいありました。しっかり鳴らしてから進みます!道中にどんぐりがたくさん落ちていたので、熊さんが食べにきちゃうんでしょうね;



山の中では誰にも会うことなく、ずっと貸切でした。熊にもヒルにも会わなかったので、よかったです(笑)



こちらは見張台跡。ここから下界を見張っていたんですね!



途中で別の登り口からの合流ポイントがありますが、大堀切まではずっと1本道なので迷う事はありません。標識もたくさんあって、現在地も確認しやすいです。



最初の見どころは、城の北方を防御する為の大堀切(おおほりきり)です。説明書きによると、鎌刃城の中でもここが最大規模の堀切で最大幅25m、堀底までの深さは9mもあるそうです!!



大堀切の左側を登って、北郭へ♪山頂部まであと少し!!!



登り切ると、広く開けた場所に木でできた展望台のようなものがあったのでさっそく登ってみます。〇〇と煙は高いところが好きなので(・∀・)



葉っぱが少し邪魔していますが、右手にはしっかりと伊吹山が見えました^^♪



くるりと反対を向いて城跡の方を見てみると、こんな感じです。大きく窪んでいる場所が大櫓跡で、窪みの中には建物の柱をささえる礎石(そせき)も残っています。7間×7間の大きな建造物があったと考えられているそうです!



東側の端の方には桝形虎口(ますがたこぐち)の跡もあります。石積みで四角い枡形が形成されていて、礎石が発見されていることから薬医門があった事が分っています!



さらに主郭部に向かって奥に進んでいくと、西側にも展望台がありました!



展望台に登って、景色を見ながらもぐもぐタイム♪今日のお菓子はひとくちルマンドです(*^^*) ルマンドの向こうには琵琶湖が見えます。



彦根城佐和山城も見る事ができるそうです(私には、よくわからなかったw)景色を楽しんで、エネルギーも補給した所でいざ主郭へ!!

国史跡 鎌刃城・主郭



主郭跡には、国史跡 鎌刃城と刻まれた石碑が建っています。主郭は鎌刃城で最も広い郭で、尾根の最高所にあります。



マザーレイクの見える主郭虎口。枡形虎口の中には礎石があって、こちらも薬医門が建てられていたことが判明しているそうです。1~2m程の高さの石垣が野面積みされていて見応えたっぷり!



主郭の三方向には尾根が延びていて、北郭、南郭、西郭が防備を固めている強固な造りで、湖北では小谷城に次ぐ規模!!

カトレア
カトレア
鎌刃城は、北近江の京極氏・浅井氏と南近江の六角氏がその領有をめぐってたびたび争いの場となりました。
はてにゃん
はてにゃん
城主の堀氏は浅井長政に臣従しながらも織田信長に内応したことが露見したため、長政に攻められ落城してしまったんだ!



ここからは南側の尾根を下って、青龍の滝を見に行きたいとおもいます!



山を下りていくと林道に出るのですが、この辺りにも駐車場があるのでこっちから城攻めすることも出来るようですが道が悪いとの情報。



水の音がかすかに聞こえてきますが、近づいていくに連れて道もびっちょびちょ!濡れないポイントを探して渡り歩く感じですねw滝の場所は最南端の堀切の崖下になるのですが、滝口には城内に水を引き入れた跡が確認できるそうです!

青龍の滝



滝の前には赤い鳥居がたっていて、コントラストが美しいです^^米原市南部を流れる天野川支流で、落差8mの直瀑!



滝壺の直ぐ側まで行くことが出来ますが、あまり近寄ると鳥居とのベストショットが取りづらいです(笑)



間近で滝が流れて行く様子は、大迫力!滝を見た後は、北郭に行く前に大石垣の看板を見て、気になっていたので行ってみます。とりあえず矢印のあった場所まで戻ります。この先は、写真を撮るのを忘れていたようで・・画像フォルダ上ではいきなり大石垣が登場していました(笑)




鎌刃城・大石垣



そういう事情で、いきなりの大石垣(笑)大石垣は、北郭の西側の斜面にあって高さ3mほどの野面積みの形式で積まれています。



石垣は苔に覆われていて、長い年月を感じさせます。苔ゾーンになると、いきなりジブリ感が出ますね(出るよね?)



ここからは、しばらく来た道を戻ります。途中で大手口からの登山道と分岐するので、行きとは道を変えて大手口の方に下りていきます。



こちらの道もとてもよく整備されています。登りは大変ですが、距離は短いので帰りはあっという間です^^



大手口から降りると、彦根43番ゲートで下界に戻れます。



トンネルがタイムマシンになっていて、戦国時代から令和の世界へタイムトラベルできます(笑)ここからは、一旦駐車場に戻ります。



駐車場到着は9時54分でした。出発は7時40分だったので、2時間ちょっとで攻城完遂!!これで城攻めは終了になるのですが、この後は車で長浜までワープ\(^o^)/

茶しん 駅前本店でランチ♪

住所 滋賀県長浜市元浜町5-3
営業時間 11:00~14:00・17:00~19:00
定休日 火曜日
公式サイト http://chashin.co.jp/

琵琶湖沿いの無料駐車場に車を止めて、長浜駅の近くにある中華料理屋さんにやってきました!開店5分前に到着して、11時の開店を待ちます。



ホワイト餃子が名物なのですが、餃子というか餃子の種が入ったパンという感じでした(笑)ピロシキみたいな?他にもチャーハンと写真にはないですが、イタリアン焼きそばも食べました♪お腹一杯になった所で、また車に戻ります(笑)



琵琶湖に背を向けて建つ琵琶湖大仏。写真を撮るために正面に回ってお寺の境内から撮りました(笑)ランチの為に、行き帰りでトータル6km程・・一応走りました(・∀・)この後は、再び車でワープ♪

西野水道(にしのずいどう)

所在地 長浜市高月町西野
公式サイト https://kitabiwako.jp/spot/spot_740

続いてやってきたのは、滋賀県指定文化財の西野水道(にしのずいどう)です。

カトレア
カトレア
西野水道というのは西野の西山という山の麓に、琵琶湖へ向かって貫かれている高さ約2m、幅約1.5m、長さ約250mの排水用の岩穴です。
はてにゃん
はてにゃん
能登、伊勢から石工を招いて6年の歳月と1275両をかけてノミだけで掘り抜かれた手堀りの岩穴なんだよ!!!



事務所は無人ですが、防護用ヘルメット・長靴・懐中電灯が置いてあって無料で借りる事ができます!必ず3点全部借りましょう!!長靴を借りずにトンネル内に入って、途中で取りに戻りました(笑)



周辺も公園として整備されていて、モニュメントや休憩スペースもあって人がいないのが不思議なくらい良き場所です!



謎のモニュメント。何を表しているのでしょうか?芸術が爆発寸前!



西野水道歌もあるようです。4番までありますが、どんな歌なのか聞いてみたい・・周辺を少し散策して、いよいよ岩穴に入っていきます!!




江戸時代に手堀りで作られたトンネルへ!!



公園の奥にある細い道からトンネルに入っていきます。高い石垣に囲まれ、独特の雰囲気・・・。



中は真っ暗!懐中電灯がないと何も見えないほどの暗闇です;ギリギリ一人通れるくらいの狭さで、足元は水浸しの箇所があるので長靴必須です!



長さ220m、幅約1.2m、高さ約2mのトンネルは、今から170年前にたびたび洪水に見舞われていた西野地区を、洪水から守るために、充満寺の第11世・恵荘上人の発起により行われた土木事業です。

カトレア
カトレア
中は本当に暗闇で、コウモリが動いてるのをみてチビりそうになりました(^_^;)
はてにゃん
はてにゃん
かがまないと頭を打つような低い箇所もあるし、めちゃくちゃ長い道のりに感じるよ〜



トンネルを抜けると、平和な琵琶湖が広がっていてホッとします^^



こちらが現在の水路。この水路のおかげで洪水から守られているんですね・・しかし、手堀りでこんな水路を掘ったなんてすごすぎます!!



帰りはもう同じルート無理!という方の為に旧水道の隣に新しいトンネルがあるのでご安心ください!帰りは、まっすぐ平和に歩けるトンネルから戻りました!



この後は、小谷城を攻めた時にもお世話になったあねがわ温泉で汗を流して帰路へ!

城攻めだけでなく、盛りだくさんな遺構巡りになりました・・が・・その割にあまり走れてませんが(・∀・)動いた距離としては約15kmの程よいトレマラニックになりました♪

滋賀は戦国時代の中心地にもなっていたので、お城や遺構がたっくさん!!日本100名城が4つもあって、続・100名城は2つあります!今回で全制覇\(^o^)/♪

カトレア
カトレア
素敵な山もたくさんあるし、まだまだ滋賀県から目が離せません!!
はてにゃん
はてにゃん
長くなっちゃったけど、今回も最後まで見てくれてありがとう!