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【高取城 No.61】日本一の比高!日本最大にして最強の山城!

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日本100名城 No.61 高取城(たかとりじょう)
住所 奈良県高市郡高取町高取
スタンプ設置場所 高取町観光案内所「夢創舘」
開館時間 9:30~16:30
定休日 月曜日.月曜日が祝日の場合は翌日,年末年始
公式サイト https://sightseeing2.takatori.info/takatorijyou-d/

おはようございます♪ 走食系女子カトレアです♪『指先で未来を変える』をコンセプトに、RUN情報を中心に不定期配信しています(*^^)v

カトレア
カトレア
今回はRUNではなく、オールウォーキングなのですが城攻めしてきました!!!
はてにゃん
はてにゃん
ワクチン接種直後だったので、激しい運動は避けてゆったり山歩きだよ笑)

今回攻城したのは・・日本一の比高を誇り、日本三大山城にも選ばれる程の天下の山城【高取城(たかとりじょう)】です♪ 高取城は、標高583.9mある高取山に築かれ、城内周囲は約3km、郭内周囲は約30kmにも及ぶ巨大な山城なんです!

今まで数々の山城も攻城してきましたが、その素晴らしさは2021年の暫定1位!!! 奈良にこんな名城があったのかと、ちょっとびっくりでした(笑)

カトレア
カトレア
城跡の規模や迫力、山の雰囲気など色んなバランスがちょうど良くてお気に入りのお城になりました♪
はてにゃん
はてにゃん
一回行ったら充分なお城もあるけど(笑)絶対また来たいと思えるようなお城だったよ(*^^*)

そんな今回は、カトレア一押しの【高取城】攻城レポです♪




高取城第一観光駐車場からスタート♪

住所 奈良県高市郡高取町上土佐41
駐車料金 無料

観光案内所夢創館から50m程先の、高取土佐郵便局手前に高取城の第一観光駐車場があります。この日は冷え込む予報だったので、しっかりと防寒対策をして9時55分にスタート♪

高取城の大手筋に続く一本道は土佐街道と呼ばれ、今でも旧城下町の街並みを楽しむ事ができます♪

歩き始めると、すぐに大きくて立派な門を発見。高取城のノボリがはためいている所をみると、お城に関係あるに違いない!

近寄って説明看板を見てみると【松の門(まつのもん)】と書かれています。高取城の廃城時に土佐小学校に移築され、昭和19年には火災で一部焼失しましたが残存部がこの児童公園に復元されたのだそうです。

犬も歩けば・・じゃないけど、数m置きに文化財があります(笑)お次は【植村家家長屋門】です。高取藩の家老だった人の長屋門らしいのですが、とても立派で模様が素敵★

旧城下町は全長2kmも続いているそうで、他にもノスタルジックで貴重な文化財がたくさん!土佐街道を散策するのも楽しそうです(*^^*)

こちらは、道の脇に建っていた高取城の再現図。今から高取山に登って、城跡を攻めますよ!城下町散策はそこそこに、どんどんと山に続く道を進んでいきます。

一本道ではありますが、日本最強の城 高取城と書かれた旗があちこちに建っているのでよい目印になります^^

道標には行き先や距離も書いてくれています。ここから城跡までは2.3kmで、標準コースタイムは90分となっていました。

まだ舗装路ですが、どんどん山深くなっていきます。天気予報では雨雲がなかったのに、出発時は小雨がパラついていました;しっとりと湿った木々が、より気温を下げているような気がします(´;ω;`)

高取城 黒門跡(くろもんあと)

さぁ、いよいよ高取城の城域に突入です!まず最初に黒門を通るのですが、黒門跡と書かれた看板があるのみです。ココから本格的な登山道になります。

幕末期の記録によると、黒門をくぐった内部を【郭内(かくない)】と呼び、ニの門から先の部分を【城内(じょうない)】と区別していたようです。

黒門跡から本丸までは、高低差が350mあるよ〜というような事が書かれた看板。ここからは山登りのはじまり!まさに攻城という感じですね!

山に入るとすぐに史蹟 高取城址と刻まれた立派な石碑が建っています!!

私の背丈よりも高い石碑とパチリ★ しっかり防寒してましたが、歩きだしたらすぐに暑くなって脱いじゃいました(・∀・)

登り坂ですが、急勾配ではなく比較的緩やかに登っていけます。全体を通してそんなにドギツイ傾斜はないので、登りやすいルートでした。




高取城 七曲り(ななまがり)

しばらく登っていくと、七曲りとかかれた看板が!ここから城跡までは1.7kmです。名前からして何度も曲がりくねっていそうな嫌な感じが伺えますが、曲がりくねった坂道で敵が攻めてくると坂道の樹や竹を切って攻撃を防いだと伝えられています。

くねくねと曲がりながら坂を登ります。山道では、九十九折(つづらおり)という表現がよく使われますが、それに比べたらたったの七曲りか!楽勝やん!と前向きに捉えて進むと良いでしょう(笑)

登り坂で汗ばむ身体を、ひんやり冷気がすぐに冷やします。立ち止まると汗冷えするので、とにかく前進あるのみ!

実際に七曲りしたかは不明ですが;何度か曲がった先には直線の坂(笑)

高取城 一升坂(いっしょうざか)

七曲りが終わったかと思えば、こんどは一升坂です。その名の由来は、高取城築城の際に急坂すぎて重労働なので人夫に米一升を加増したことによるといわれています。

七曲がってからの一升坂!名称は変われど、とにかく登り坂ってことです(笑)他にもたくさんの山城に行きましたが、もっとエグい坂の上にある城はいくらでもあるので米一升上乗せだなんてラッキーという感じ♪

最初は直登ですが、石垣沿いに回り込んで更に登っていきます。

一升坂を登り切ると、飛鳥時代の造形物と言われている指定文化財があります^^

高取城 猿石(さるいし)

二ノ門の手前の大手筋と岡口門の分岐点に佇む【猿石】。花崗岩で出来ていて、まるでお猿さんのような造作がされています!

カトレア
カトレア
城の石垣に転用するため飛鳥から運ばれてきたという説や・・
はてにゃん
はてにゃん
郭内と城内の境目を示す「結界石」であるという説が残されているよ!

ここから本丸までは、残り860m! さっきから全然進んでいないような気がしますが、山でははじきの法則はあてになりません;

段々と近づいてきてはいますが、やはり本丸には一筋縄ではたどり着けませんね!

高取城 二の門跡(にのもんあと)

出発から約1時間で、ようやく二の門跡に到着♪吉野門・壺阪口門とあわせて、3つある城内への入口のうちの一つです。まだここから本丸までは高低差が110mもあります・・・(・∀・);

カトレア
カトレア
ここからが『城内(じょうない)』になります!
はてにゃん
はてにゃん
二の門までの郭内の周囲は、28kmもあって面積は6000万㎡にもなるんだよ!

二の門の左側には【水堀】と呼ばれる溜池があって、山城には珍しいそうです。この水堀は、大阪湾に注ぐ大和川の支流『高取川』の源流だと案内板にかいてありました。

この先には国見櫓がありますが、スルーして先に進みます(笑)まだまだ登らねばならぬので、サクサクいきまーす。


矢場門跡


松ノ門跡。そういえば、駐車場の側に復元された門がありましたね。


訂正された距離表示(笑)


宇陀門跡


千早門跡。門だらけの防御力高めの城

どんどんと本丸に接近中!道もフラットになって、存在感のある石垣がズラリと周囲を囲んでいます!

高取城 大手門跡(おおてもんあと)

大手門は、どのルートから登城しても必ず通らなければいけない門です。この辺りからは雰囲気が一変して、壮大な石垣がこれでもか!!!というくらいにそびえ立っています。

大手門跡までで約2時間掛かっていますが、それだけ雄大な城跡なのです!!!


十三間多門跡。



急に開かれて、広場のようになっている二の丸跡。東屋も建っていて休憩できるようになっていました。



そびえ立つ圧巻の石垣!! 日本三大城の説明板も設置されてます。

日本三大山城
  1. 岩村城(岐阜県恵那市)
  2. 備中松山城(岡山県高梁市)
  3. 高取城(奈良県高取町)←イマココ

三大城にエントリーされているお城は、何かしらで日本一のようです。

  • 大和高取城・・・比高が一番高い
  • 備中松山城・・・建物が現存する中で最も高いお城
  • 美濃岩村城・・・海抜が一番高い



つい最近日本五大山城を制覇したばかりなのに、次は三大山城(笑) 100名城+続100名城と200城もあるので、色々キリがありません(・∀・)


十五間多門跡。


太鼓櫓跡。



一部の門を除き高取城での門は、右曲がりの構造になっているのだそうです。そしてとにかく広いです!!



「巽高取雪かと見れば、雪ではござらぬ土佐の城」と刻まれた石碑。山上に白漆喰塗りの天守や櫓が29棟建て並べられ、城下町より望む姿を謳ったものだとか。ちなみに土佐は、高取の旧名です。



石碑だけでなく、こんなに可愛い木彫りの作品もあります(*^^*) 本丸を案内してくれるクマさんと、ミニチュア高取城♪



カトレアさんとクマ。お尻具合がそっくりなんだそうです(笑)



さぁ、いよいよ本丸です〜!!!




高取城 本丸跡(ほんまるあと)



高取城は、南北朝時代にこの地を納めていた越智氏が1332年に奈良と吉野を結ぶ要衝の芋が峠を監視するため築いたといわれているそうです。



大和郡山城の支城のひとつで、豊臣秀吉の四国攻めで長宗我部元親を降した功績により大和国を与えられた豊臣秀長の時代には、重臣の脇坂安治や本多利久が城主を務めました。



本丸からさらに一段高い最高所に天守台があります。



木の階段で天守台の石垣を登ると・・

高取城 天守台(てんしゅだい) 高取山山頂(標高:583.63m)



なんと天守台の中心部に、高取山の三等三角点!!! 到着時刻は11時20分でした♪ 



天守からは下界の景色も見えますが・・それよりも上から見下ろす城内の遺構の素晴らしさ!!



曇っている事もあって、画像だと全然伝わらない・・以前に、いいショットが撮れてない(笑)



城跡しかないのに、ちょっと感動しちゃいました。ぶっちゃけ竹田城のライトアップよりも、こっちのほうが凄いです(笑) 登山としても素敵な山なので、是非また来たいな〜!

高取城 壺阪寺方面へ下山



たっぷりと城跡を堪能した後は、お腹も空いてきたので行きとはルートを変えて下山します。



行きは数人しか出会わなかったのですが、山頂まできたらたくさん人がいました! こっちのルートから下山する人も多かったです。



黒門跡からのルートが、お城としてはメインルートです。登りは山道でしたが、下山道は山道と車道のミックスという感じでした。



こちらのルートの見所は、なんと言っても壺阪寺の奥の院にある五百羅漢(ごひゃくらかん)です!

五百羅漢(ごひゃくらかん)



岩肌にびっちりと掘られた仏様達!「親に会いたくば、五百羅漢へ・・」と言われるほど無数の仏様が掘られているそうです。



掘られた仏様だけではなく、二十五菩薩像、五社明神像、両界曼茶羅など神様も仏様も観音様も勢揃い!



すごい数の石像がズラリ! もう、どこを拝んでいいのかわかりません(笑)全部合わせて『香高山石仏』というそうです。



奥の院から更に下って、下界に近づくと壺坂寺の境内に鎮座する巨大な仏様が上にも下にも!



壺阪寺は眼病封じのお寺だそうです! 立ち寄りたい所ですが、お腹が空いた状態で600円も拝観料を払って見ている場合ではないのでスルーしました!



山道も終わって、後はひたすら車道を下るのみ。あと数100mで駐車場という所で、お食事できそうなお店を見つけたので立ち寄ることに!

茶寮 花大和で薬膳ランチ♪

住所 奈良県高市郡高取町大字清水谷1064
交通アクセス 壺阪山駅から1,399m
営業時間 11:30~14:30 ・17:00~20:00[日・祝]11:30~20:30
定休日 火曜日

 
国道169号線から少し入った大きな池のほとりにあるお店です。薬膳料理が頂けるとのことで、今日のランチはここにしました^^



まずは、紅花の入った食前酒でかんぱーい\(^o^)/血液をサラサラにしてくれるそうです!



お料理は、総檜で作られた薬箪笥に入って運ばれてきました!見た目もおしゃれで、とても美味しそう!



煮物や焼き物、黒米など身体に優しいお料理ばかり^^薬箪笥に入ったお料理以外にも、お刺身・天ぷら・にゅうめんと続きお腹いっぱい!食材や効能の説明もしてくださいました!



最後にデザートも♪ ここ高取はシルクロードの終点で、最初に漢方薬の根付いた場所なのだそうです。色んな歴史や薬膳のお話も聞けてとても満足なランチでした^^

ランチの後は、駐車場に戻る前に最後のミッションを遂行します!

観光案内所 夢創館

住所 奈良県高市郡高取町上土佐20-2 高取町観光案内所 夢創舘
開館時間 午前9時30分~午後4時30分
休館日 月曜日・年末年始
公式サイト https://sightseeing2.takatori.info/musoukan/

 
攻城の際は、絶対に忘れてはいけない100名城スタンプ!山城の場合は、山麓の資料館や観光案内所に置いてある事がほとんどです。



これで今日もミッションクリア\(^o^)/思い出と共に、スタンプがまた一つ増えました♪ 今回は行ってませんが、お隣にはくすり資料館もあります。



駐車場到着は14時07分。トータルで3時間ほど歩いて、距離は8.5kmでした♪ 走るばかりが運動ではありません(笑) ここからは車で移動して、お風呂に寄って帰ります^^

あすかの湯

住所 奈良県橿原市醍醐町375
営業時間 10:00~1:00(最終受付:深夜12時30分)
定休日 毎月第4火曜日(年間数日設備点検の為休業有)
利用料金 平日:大人700円 土・日・祝:大人750円
公式サイト http://www.asukanoyu.com/

 
私は熱いお湯につかるのが苦手なのですが、ここの露天風呂はぬるすぎて全然温まれませんでした;



外気が低いせいもありますが、お風呂につかりながらでも寒いので久々に内湯にしっかり入りました。色んなパターンのお風呂がありますね(笑)お風呂でさっぱりした後は、帰路へ。



高取城は思ったよりも、ずっと登山感があって楽しかったです♪心奪われるような雄大な遺構は、今年巡ったお城の中で1番素晴らしかったです(カトレア比) 歴史にタラレバは禁物ですが、もしお城がそのまま残されていたら・・・妄想するだけで興奮しちゃいますね!!

日本三大山城の残り二城も楽しみです^^♪ 今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました\(^o^)/